本書は誰よりも速くアイデアを生むための本です。
「時間をかけてたくさんのアイデアを生み出す」
「出てきたアイデアを深掘りする」
これらも重要なことではあります。
しかし、アイデアが必要となる現場では、時間をかけて多くのアイデアを生むことより、プロジェクトの指針やたたき台となる一案目を生み出すことの方が重要かつ存在価値があります。
なぜならば、それができれば、その後のプロジェクトの進行において、自らが主導権を握れる可能性が高くなるからです。
本書に収録した15の公式を使えば、そんな「アイデア」をいともたやすく量産できるようになります。
はじめに──この本はポケットに入る企画の相棒である
第1章 本書の使い方
この本は「誰よりも速くアイデアを生む」ためのものである
速くアイデアを生むことができれば、ビジネスを有利に進められる
「誰よりも速くアイデアを生む15の公式」の使い方
第2章 速くアイデアを生む15の公式
公式1 対極接着法
公式2 新定義法
公式3 常識変換法
公式4 他者視点法
公式5 付属品接着法
公式6 条件限定法
公式7 場所・時間変更法
公式8 順序入替法
公式9 弱点克服法
公式10 長所強化法
公式11 No.1作成法
公式12 本能刺激法
公式13 流行キーワード法
公式14 著名フレーム法
公式15 高打率モチーフ法
第3章 「速案」したあとに必要なこと
タイトル付けの重要性
ポイント① アイデアを言いえたタイトルか
ポイント② タイトルに引きはあるか
ポイント③ タイトルは恥ずかしくないか
ポイント④ タイトルは再現性が高いか
第4章 アイデアをめぐる4つの誤解
アイデアというもの誤解している人は多い
誤解① 時間をかければ良いアイデアが出る
誤解② 闇雲にでもアイデアを出せば良い
誤解③ アイデアは大切にするべき
誤解④ アイデアはみんなに伝えようとするべき
第5章 「速案力」をアップさせる習慣術
誰よりも速くアイデアを出すための習慣術
習慣術①「好き」「嫌い」に理由をつける
習慣術② 自分が一番詳しいものを作る
習慣術③ 質問に即答するクセをつける
習慣術④ 無視する能力を身につける
習慣術⑤ 新しいことに貪欲でいる
※本書は2016年2月にフォレスト出版から刊行された単行本『思考のスイッチ――人生を切り替える11の公式』を改題・改変したものです。
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西島知宏(にしじま・ともひろ))
1977年奈良県出身。クリエイティブ・ディレクター。
早稲田大学大学院修了後、2003年電通入社、クリエーティブ局配属。広告クリエイターとしてTCC賞、ACC賞、スパイクスアジア、ニューヨークフェスティバルなど国内外の数々の広告賞を受賞。
2007年独立し、クリエイティブブティックBASEを立ち上げる。出身地である奈良県の県紙、奈良新聞社の非常勤取締役就任。
2015年、デジタルメディア「街角のクリエイティブ」を立ち上げ、編集長に就任。月間100万PVのメディアに成長させる。
2016年、初の著書となる『思考のスイッチ~人生を切り替える11の公式~』(フォレスト出版)を上梓。Amazonビジネス企画ランキングで1位を獲得する。その後、韓国版を出版。
広告業界で培ったクリエイティビティで世の中の様々な課題を解決すべく、日々奮闘中。
Instagram:@t_nishijima