本書の内容

なぜ、マラソンの練習って三日坊主で終わるのだろう

マラソンブームを受け、
ここ数年でフルマラソンにチャレンジする市民ランナーは
本当に多くなりました。

ところがせっかく「今日から走るぞ! 」と意気込んで始めたのに、
「三日坊主で終わってしまいました……」
という悩みを打ち明ける人が多くいるのも事実です。

実は、マラソンが続かなくなる人には、
共通の「マラソンへの誤解」があるのです。

たとえば……
「マラソンは、速く走らなければならない」
「マラソンは、毎日走らなければならない」
「マラソンは、長い距離を走れる才能がないといけない」
「マラソンは、タイムが伸びることだけが喜びだ」
あなたはこんな「思い込み」ありませんか?

まずこれらの「思い込み」を解いていけば、
3分ジョグしかできなかった初心者も、
半年後にはフルマラソンを悠々と、
しかも楽しんで完走することができるのです!

 

小出監督のメソッドを、忙しい初心者向けにアレンジ

著者の前田浩実氏は、
「忙しくて時間がない。けれども走りたい」
というランナーの気持ちが痛いほどわかるコーチ。

なぜなら、彼女ももともと、仕事を持ちながら
マラソン大会に出場していた「市民ランナー」だったからです。

高校まで芳しい結果を出せずに実業団に入ることもかなわず、
それでも走ることが大好きで、
就職した後も昼休みや終業後に一人で暗くなるまで走っていました。

そんな姿が当時、リクルートの実業団監督だった
小出義雄監督の目に留まり、
実業団への入部が実現。
オリンピックメダリストの有森裕子さんらと
練習することになったのです。

今は2児の母として家事や仕事をしながら、
走る時間を捻出しています。

そんな彼女だからこそ、教えることのできる
「忙しい人が効率的に練習し、フルマラソンを完走できるメソッド」。

ケガなく、楽しく、フルマラソンを完走できる
最も優しい「マラソン講座」…始まりです!


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著者プロフィール

前田浩実(まえだ・ひろみ)

ランニング・コーチ。新潟県魚川市生まれ。
有森裕子氏が「マラソンの母」と慕うほどの人柄で、コーチとして親しみやすく「初心者目線」で「走れない人の立場に立った」指導には定評がある。
小学校5年生まで運動会では最下位ばかり。ある時、練習をしたら走るのが速くなったのをきっかけに「走ること」が好きになる。高校から本格的に陸上部で活動。8000mを専門種目とする。県大会は突破するも、北信越大会では予選敗退。高校二年時に全国都道府県対抗女子駅伝が始まり、長野県代表として出場。以降、10年連続の出場を果たす。
高校卒業後、地元企業に入社、陸上を続ける。初マラソンの大阪国際女子マラソン(1998年)で2時間50分58秒。その活躍から株式会社リクルートに入社。小出義雄監督率いる、リクルートランニングクラブでマラソンを走る。実業団時代のベストタイムは2時間35分16秒('91 東京国際女子マラソン5位(うち日本人2位))
1992年リクルートを退社後、結婚・子育ての為、一時マラソンを離れるが、現在では「アミノバリュー・ランニングクラブ」「Running office FunCome」でコーチを務める。
2012年には自身のランニング・クリニック「Team Hilo! Run+Clinic」を立ち上げ、ランニングイベントなどを開催している。

Team Hilo! Run+Clinic (Facebookページ)

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