本書の内容

才能以上に大切なもの

140キロそこそこの速球で通算117勝をマークした小宮山悟。

「天才」や「怪物」ばかりのプロ野球で、
彼はなぜ19年もプレイできたのでしょうか?

能力や才能以外の部分で、他者に差をつけたからです。
「才能や素質以外で差がつく」というのが、現役時代を振りかえっての結論です。
「普通の才能しかない」著者が自身のエピソードを交えながら、
才能あふれる選手たちの「いま」に迫ります。

イチロー選手はなぜヒットを量産できるのか?
ダルビッシュ投手はどうしてメジャーリーグでも勝てるのか?
田中将大投手と斎藤佑樹投手は、どちらが優れたピッチャーなのか?

才能だけで勝てるのは1割

才能のある選手ばかり揃うプロ野球でも、
「才能だけで勝てるのは1割」だと、小宮山悟は言い切ります。

才能だけで勝てない人はどうすればいいのでしょうか?
それが本書のメインテーマです。

プロ野球選手でありながら「教授」と呼ばれた小宮山悟が
究極のサバイバル術について語ります。

自分がどんな役割を果たさなければならないかを考えること。
何が欠けているかを冷静に判断すること。
弱点を克服するために何をするかを理解すること。
そのうえで、弱点克服のための努力をきちんとすること。
このほかにも、厳しい世界で生き抜いた小宮山悟ならではの戦い方が並んでいます。


※本書は2010年3月に刊行された『成功をつかむ24時間の使い方』(ぴあ)を改題、加筆、再編集いたしました。


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著者プロフィール

小宮山 悟(こみやま さとる) 

1965年、千葉県柏市生まれ。
名門・早稲田大学へ2年の浪人を経て入学。ロッテオリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)入団後、1年目からローテーション入りし、10年間エースとして君臨する。2000年、横浜ベイスターズに移籍。2002年メジャーリーグに移籍。ボビー・バレンタイン監督率いるニューヨーク・メッツに入団。2003年は、現役評論家として活動する一方でトレーニングを続けながら浪人生活を送る。2004年、バレンタイン監督とともにマリーンズに復帰。2009年に現役を引退。通算成績は、117勝144敗4セーブ、防御率3.74。
現在はNHKメジャーリーグ中継などで野球解説者として活躍するかたわら、野球界の発展のために様々な分野で活動している。

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